面接で“その他大勢”のままで、本当に「選ばれる人」になれるでしょうか。
私は元高校教師として、数多くの面接指導を行う中で、その明確な事実に気づきました。
この記事は、私が当時から生徒に伝え続けてきた「受かる人の思考法」を凝縮しました!あなたの価値を面接官に正しく伝えるための、本質的な心構えをお話しします。
評価の分かれ道:あなたは自分に「値段」をつけられるか?
私が面接指導で必ず投げかけていた、少しドキッとする質問があります。

あなたは、自分という人材にいくらの値段をつけますか?


もちろん、人をモノのように扱う意図はありません!しかし、採用の本質を理解し、その他大勢から抜け出す上で、この「自分の価値を客観視する」という視点は絶対に欠かせないのです。
なぜなら、企業があなた一人を採用することは、年間数百万円にも及ぶ、非常に大きな「投資」だからです。
採用 = あなたにお金を払うということ
正社員(正職員)、正社員(正職員)以外の平均給与についてみると、正社員(正職員)530万円(同1.3%増、70千円の増加)、正社員(正職員)以外202万円(同0.7%増、14千円の増加)となっている。
令和5年分 民間給与実態統計調査|国税庁
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2023.htm
令和4年分の国税庁のデータによると、正社員の平均年収は約530万円。要するにこれだけの価値が自分にあることを主張しないといけないわけです。
私を年間530万円で買ってください!
自信を持ってそう主張しなければいけません。
想像してみてください。あなたが何十万円もする最新のPCを買うとき、スペックや口コミを徹底的に調べ、「これは値段に見合う価値がある」と確信してからレジへ向かいますよね?
「この投資は成功するのか?」「しっかりリターンは得られるのか?」その一点を、面接官はあなたの言葉から必死に読み取ろうとしています。
自分を客観視できていないアピールは、面接官には「ただのお願い」にしか聞こえません。
日本の文化では「謙虚さ」が美徳とされがちですが、ビジネスの場、特に自分を売り込む面接において、過度な謙虚さは「私には自信も価値もありません」と宣言しているようなものなのです。
まずは「採用とは、企業が将来の利益のために行う投資活動である」という事実を、真正面から受け止めること。
それが、その他大勢から抜け出し、「選ばれる人」になるためのマインドセットへの、最も重要な第一歩です。
選択肢からの選び方はものを買う時と同じだと思うこと
「私にそんな価値あるかな…」と思った人もいるかもしれません。でも、よく考えてみてください。
大事なポイントはこれです。
あなたが買い物をするときほしいのはどんな商品ですか?
デザイン、機能性、コストパフォーマンス、将来性…。
どんな理由であれ、あなたは「支払う金額以上のメリットが自分にある」と判断したからこそ、お金を払うはずです。
採用もこの構図と全く同じです。
企業は、あなたという人材に「支払う給与以上のメリット(=会社の利益への貢献)」を期待できると判断した時に、初めて「採用したい」と考えます。
あなたのスキル、経験、ポテンシャルが、会社の成長にどう繋がるのか。そのメリットを具体的に提示することが、面接におけるあなたの役割なのです。
面接は第一印象が9割!能力があっても「自信がない人」が評価されない科学的理由


面接の合否は、話す内容以前に「どう見えるか」で大きく左右されることがあります。
なぜなら、面接はわずか数十分のコミュニケーション。その短い時間で、面接官はあなたの第一印象から「仕事ができそうか」「一緒に働きたいか」を判断しているからです。
その一つが、心理学で有名な「メラビアンの法則」です。
この法則によれば、人が他者から受け取る情報のうち、影響力の割合は
視覚情報(見た目・態度):55%
聴覚情報(声のトーン) :38%
言語情報(話の内容) :7%
だと言われています。
もちろん、話の内容がどうでもいい訳ではありません。しかし、自信なさげな表情や小さな声は、あなたが語る素晴らしい経歴以上に、面接官に強いネガティブな印象を与えてしまうのです。
さらに、「ハロー効果」という心理現象も大きく影響します。
これは、ある一つの際立った特徴(例えば「自信がありそう」)が、その人の他の評価(「きっと仕事もできるだろう」「誠実そうだ」)にまで影響を及ぼす認知バイアスのこと。
つまり、「自信がある」というだけで、面接官はあなたをポジティブな色眼鏡で見てくれるようになり、あなたの話に熱心に耳を傾けてくれるのです。
ここで陥りがちなのが「謙虚さの罠」です。
これらの科学的根拠に照らし合わせると、日本文化の美徳である謙虚さが、いかに面接で不利に働くかがわかります。
「私なんて…」という態度は、ネガティブなハロー効果を生み出し、「この人は能力が低そうだ」という第一印象のフィルターをかけてしまいます。
あなたという商品の価値を吟味してもらう前に、「この商品はあまり良くなさそうだ」と判断され、アピールの機会そのものを失ってしまう。
これが、自信がない人が科学的にも損をするメカニズムです。



あなたの本当の価値を正しく評価してもらうために、まずは堂々と振る舞うことから始めましょう。
とはいえ転職活動はストレスがかかるもの。転職活動のストレスとの向き合い方は以下の記事をご一読ください!
「自信がない…」を解決する唯一の方法は、”これでもか”という準備だけ。
では、どうすれば自信を持って自分をアピールできるのでしょうか?
それは、
日常の業務を振り返り自分のアピールポイントを準備しておくこと
もっと言えば、ありきたりな言葉ではなく、自分の強みを具体的なエピソードと共にしっかりと言語化しておくことです。
具体的な根拠を持って主張できるからこそ、自信を相手に伝えることができるのです。さらに自己分析した上で、申し込む企業のことをしっかりリサーチしてください。
例えば…
教師時代に培った生徒とのコミュニケーション能力は、御社の顧客との信頼関係構築に必ず活かすことができると確信しています。
生徒たちのモチベーションを引き出すために、それぞれの個性や性格・好きなものやことを把握し、意識した声かけや指導を行いました。結果的に自分のクラスでは〇〇という成果を上げました。
この経験を活かして、御社の〇〇という事業においても相手に合わせたコミュニケーションをとることで御社に貢献したいと考えております。
生徒の成績向上という目標達成のために、データ分析に基づいた戦略立案を行いました。
具体的には、単元ごとに作成した小テストのデータを分析し、生徒それぞれが別の躓き、つまり課題を抱えていることを発見しました。そこで私は単元別ミニ学習プリントを教室に設置しました。そうすることで生徒自身が苦手な範囲を選んで学習できる時間を設けることができました。このような工夫をすることで平均点を〇〇点をあげることができました。
このような試行錯誤の経験を活かして、御社のデータドリブンな事業推進に貢献できると確信しています!
このように、具体的なエピソードを交えながら強みをアピールできるよう準備してください。
そのためにも、自己分析を徹底的に行ってください。忙しい毎日を過ごしていれば、日々の業務をこなすことに必死になりがちです。しかしあまりにもそれはあまりにも勿体無いです。
こうして日々、強みを探しているうちにこれまでの積み重ねを実感して自信が湧いてきます。
自己分析を進めれば進めるほど自信がつけられると信じてしっかり自己分析・準備を行いましょう!
転職理由や退職理由の上手な伝え方についてはこちらの記事も参考にしてください!
自己分析について深めたい方はこちらの記事もご一読ください!
ここまで書きましたが、結局何を意識すれば・・?ということがいまだにわからない人もいるかもしれません。そういう人は以下の3点を意識して自分の仕事を振り返ってみてください。
- 具体的な体験や行動を示す
- 企業が求める人物像と自分の強みを合致させる
- 日々の指導を丁寧に振り返る
まとめ:自分の価値を準備をする
転職活動の面接は自分の市場価値を理解し、企業に自分を売り込むゲームです。
自信がない人は損をし、自信がある人はチャンスを掴みます。
自信のなさが伝わってしまえば土俵にも上げてもらえないかもしれません。
まずは、自分の積み重ねてきた行動や強みを分析し言語化し自分に値段をつけてください。
「私は〇〇円の価値がある!」
「え?私を買わないんですか?損しますよ?」
自分がそう思えるくらい自分に価値を感じて、それをアピールすることができれば転職活動の成功率はグッと上がるはずです!
日頃の忙しい業務をこなしながら転職活動することは決して楽ではないと思います。



私自身準備段階で何度も何度も何度も心が折れそうになりました!
そんな時は、この記事を思い出してもらえればと思います。
自分の価値と能力に自信を持って、堂々と転職活動を進めてください。
具体的な強みとして何をあげればいいの??という方は以下記事も参考にしてもらえればと思います!







みなさんの転職活動がうまくいきますように!応援しています!
参考資料: 令和4年分民間給与実態統計調査|国税庁 https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2023.htm
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