時間が足りない!仕事ができない!そんな自分を変える時間管理のテクニック

時間管理アイキャッチ

「あれ、気がついたらもうこんな時間?」「今日、一体何をしたんだろう…」1日の終わりに、こんな気持ちを感じたことはありませんか?

人間には皆、平等に1日24時間を与えられています。身の回りにいる仕事ができる人も、何もできなかったと反省している自分も。

しかし、時間の使い方は人によって様々です!

時間管理は単にタスクをこなすだけでなく、人生を充実させるための重要なスキルです。それに相反して私たちの周りには、時間を奪い、集中力を阻害する「時間泥棒」がたくさん潜んでいます。

そんな時間泥棒に立ち向かうために、この記事では主に以下の2点をかいていきます。

  • 時間の無駄遣いを見つける方法
  • 時間を上手に使うための方法

時間管理を妨げる要因を明らかにし、時間の無駄遣いを減らして1日の終わりに「今日も頑張った!」と褒められる自分になりましょう!

目次

時間の無駄遣いを見直そう!あなたの時間を奪う誘惑

家計管理も仕事管理も、何をするにもまずは現状把握が大切ですよね。時間管理も同様です。

ここでは2つの時間の無駄遣いチェック法を紹介します

まずファーストステップとして、あなたが何に時間を使っているのかを把握することから始めましょう。時間の使い方を記録し、分析することで、無駄遣いの傾向が見えてきます。

ぜひ自分がどんな時間の使い方をしているか、まずは振り返ってみてください。

時間の無駄遣いチェックリスト

記録を分析する際に役立つ、時間の無駄遣いの例をあげたチェックリストを用意しました。

リスト内容を自分の生活と照らし合わせ、いくつチェックがつくか調べてみてください!

あなたはいくつ当てはまる?時間の無駄遣いチェックリスト
  • 気づけば長時間SNSを見ていた経験がある
  • 通知が気になってすぐにメールチェックや返信をしてしまう
  • 目的もないのに動画サイトをだらだらみてしまう
  • 休憩にスマホを開いてつい長時間休憩してしまう
  • マルチタスクを行なっている
  • 会議に参加するときに目的や議題を把握せずに参加している
  • ネットサーフィンや探し物で時間がかかってしまう

いかがでしたか?結果は以下で確認してみてください!

チェックが0~2個の人

あなたはすでに効率的に毎日を過ごすことができていそうですね!
より生産性のある毎日を過ごすためにチェック項目についての対策を考える時間をとりましょう!

チェックが3~4個の人

気を抜けばすぐに時間泥棒に時間を奪われてしまうかも!
これ以上は危険!まずは悪化しないように自分の時間の使い方を見直しましょう!

チェックが5個以上の人

目先の快楽に流されて人生の大切な時間をかなり無駄にしているかも!
しっかりと対策して自分の意思で時間を取り戻しましょう!

どうでしたか?

こうしてチェックリストで冷静に自分の時間の使い方を考えてみると、なんだか無駄な時間が多いように感じてきませんか?

無駄があるかも・・・という気持ちになっていれば、時間管理まであと一歩です。

日頃激務に追われ疲労困憊で・・・という方にはもしかしたらリフレッシュで必要な時間も多いかもしれません。

しかし大半の人にとって上記チェックリストで挙げた時間は不要であるもしくは無くしても問題がない時間となります。

自分の人生を取り戻すために、もう少し現状把握を進めていきましょう。

スケジュール管理媒体にその日行った行動を記録する

チェックリストでなんとなく自分の時間の無駄遣いを実感することができたら次はこちらを実践してください。

自分のしたことをスケジュールに記録する

紙の媒体でも電子媒体でもどちらでも構いません。やることはシンプルです。

朝起きてから自分が何に時間を使ったのか記録してください。

私はgoogleカレンダーに「既」というカテゴリを作成し2.3ヶ月に1度その週に行ったこと逐一を記録するようにしています。

googleカレンダーでの新しいカレンダー追加方法は以下を参考にしてください

googleカレンダー作成手順[簡易]
  • から設定に移動する

    googleの新しいカレンダー作成手順その1
  • カレンダーを追加>新しいカレンダー を作成を選択しカレンダー名と説明を記入してから[カレンダーを作成]をおして完了

    googleの新しいカレンダー作成手順その2

カレンダーを作成し記録することで、まず以下のことを視覚的に把握できるようになります。

  • 自分が何にどれだけ時間を使っているか
  • 効率化や取捨選択で削ることができる時間があるか
  • 削った場合その時間で何ができたか

この3点をどう考えていくのか順に書きます。

STEP
自分が何にどれだけ時間を使っているか把握する

自分が何にどれだけ時間を使っているかを把握しましょう。これをするとスマホに費やしている時間や無駄な時間の多さを実感し少し気分が下がってしまうかもしれません。

しかし、それで良いです。

これまで無意識に使っていた時間の無駄に気づくことがまず大きな進歩です。

さらに、仕事に関係する時間も正確に記録してください。特に日次・週次など定期的に行う作業に自分がどれだけ時間をかけているかを把握することが重要です。

みなさんこんな経験はありませんか?

最悪だぁこんなに時間がかかると思ってなかったぁ〜

え!もっとかかると思ってた!こんなことならあれも済ませておけばよかった〜

何かをするとき、または終えたときに、自分の想定していた時間感覚と実際の所要時間が大きく異なる経験をしたことがある人も多いと思います。

予定と実際の所用時間のずれをできるだけなくすことができると時間管理へのストレスは大幅に減少させることができます。

把握できるだけでもその後何かをするときに圧倒的に予定を立てやすくなります。

STEP
効率化や取捨選択で削ることができる時間があるか

時間の実態が把握できれば続けて効率化や取捨選択で削ることができる時間があるかどうか探してください。

ポイントは 削る= 無しにする ではありません。

例えば
「もう少し集中すれば10分くらい早く終わることができる」
「スマホの使用時間を定めて今より10分少なくしよう」
というものも削ることができる時間です。

1つ1つに大きな削減がなくても、仕事するときに4つのタスクでそれぞれ5分削ることができればそれだけで20分時間を作ることができます。20分時間の余裕ができると、5分間休憩を取ったとしても、15分別の作業ができるわけです。

この要領で5分もしくは10分単位で削れる時間を探してみましょう!

この少しずつの地道な時間の捻出がなりたい自分への近道です!

STEP
削った時間で何ができたか・何をしたいか

ここまで考えることができればここからは前向きな作業です。

自分の克服したい苦手や挑戦してみたいこと、できれば想像するだけで少しワクワクしたり前向きになったりするようなことを考えてみてください。

そして次から予定を立てるときにそのワクワク時間を予定に追加してみてください。

できれば普通のこれまで書いていた予定とは別で少し目立つようにマーキングをしてください!

以上の3ステップすることで私は日々の生活の中で以下のような時間を確保することができるようになりました。

  • ブログを書く
  • 本を読む
  • 資格勉強をする
  • プロ野球を見る
  • 好きなアイドルのライブを見る
  • 動画を見る

自分の時間浪費癖を把握して、自由かつ生産性のある時間を手に入れましょう!

時間泥棒を撃退せよ!人生の時間を増やすためのオススメアクション3選

時間の無駄遣いの原因がわかったら、あとは具体的な対策を立てて実行するだけです。

ここでは3つの具体的なアクションプランを記述します。ぜひ、日常生活に取り入れてみてください!

  • 通知オフとアプリの利用制限
  • 集中力を阻害する要素の排除
  • 集中時間の予定を立てる

通知オフとアプリの利用制限

私たちの生活で大量の時間を奪っていくのが”スマホ”です。まずはそのスマホと戦うことが必要になります。そして他戦うために最初に大切なことを言っておきます。

SNSやメールの通知に意思の力で抗うことはほぼ不可能です。

スマホやPCの通知というのは集中力を著しく低下させます。

「自分はちゃんと制御してスマホを使えるし通知がないと困るから〜」と思っている人こそ要注意です。

人間の脳みそは通知の誘惑に抗うことはほぼ不可能なのです。

プッシュ通知とはホーム画面やロック画面に一日に何度も現れる、あの通知のことだ。きっかけと報酬を結びつける脳本来の機能(それと、不確実性に対する不安)を利用し、スマホをチェックしたい衝動を引き起こす。

通知を見聞きするたびに、新しくて予測不可能な何かが、自分を待っていると知らされる──人が強く望むよう本能に刷りこまれているふたつの特性だ。

その結果、通知に抗うのはほぼ不可能になり、時間が経つにつれて“パブロフ反応”、つまり条件反射を起こすようになる。スマホが近くにあるだけで期待/不安を覚えるようになる(そして、注意散漫になる)のだ。

「メールの通知」は真っ先にオフにする…圧倒的な集中力が手に入る「スマホ断ち」のためにやるべき設定 頭が悪くなる「スロットマシーン系アプリ」とは (2ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
https://president.jp/articles/-/78140?page=2

生物学的に私たち動物は刺激に反応して期待/不安を感じてしまうのです。これは自然な現象であり、自然であるが故に意思や気持ちではどうにもできないのです。

よく依存症や中毒の話をするときにループになっている図をみたことがありませんか?

スマホの通知も同様に簡単に私たちの脳みそをハックしそのループを引き起こさせるのです。

スマホの通知に依存してしまう理由(図解)

そこで、取るべき具体的な行動はただ一つです。

思い切って通知をオフにしましょう。

最初は不安になると思います。

「連絡を無視してしまうかも。」
「不安や大切な連絡があるかも・・」
と思う気持ちをグッと我慢して連絡を見る時間に制約をかけてみてください。

1時間に1回や、この作業が終わったら、というふうにスマホを見るという行動のトリガーを自分で設定してください。これだけでスマホを見るという行為が受動的に強制的に起こった反応から自分の意思でコントロールしている行動に変化します。

通知によって反応する → 自分の意思で確認する

今まで自分にたくさんあった刺激と反応がなくなっていくことで最初の1週間程度は少し落ち着かない日々を過ごすかもしれません。しかし徐々に慣れていきます。

周囲の人との連絡に関しても2.3日これを実践すると感じますが、大抵の連絡は多少ほっておいても問題ありません。

念のため連絡が続いている相手には「勉強とか色々頑張るからちょっと返信ペース落ちるかも〜」ということは伝えましたが、それだけで関係が切れることなんてないです!

いったん全ての通知をオフにして、周囲の人間関係を信頼して、少し時間を置き、スマホに制御された生活から自分を卒業させましょう!

集中力を阻害する要素の排除

予定を決めていざ行動!というときに、せっかく時間を決めたのに集中力が切れて途中で断念してしまっては意味がありません。

集中力を維持するためには、環境整備が重要です。

例えばこんな状況になっていませんか?

  • デスクの周りに書類や筆記具が散乱している
  • 周囲がうるさく雑音が多い
  • スマホは常に机の上に置いている

自分はそんな気になりませんよ!と思っている方こそ、この環境を変えてみてください。

なぜ集中できないのか?意識的に要因を探せば案外すぐに対処できるものばかりです。逆に言えば意識しなければ私たちの集中力は無意識にさまざまなもので阻害されています。

「慣れているから、気にならない」のは脳が気にならないように、処理をしてくれているから。

・気持ちが落ち着かない

・集中力が長続きしない

・イライラする

こんな状態になるのは、脳が、情報処理にエネルギーを使ってしまって、忙しい状態になっているからなんですね

【031】集中力を左右する「見える情報」。片づいた部屋はなぜ、集中できるのか?
https://bijou-organize.com/contents_580.html

集中を妨げる要因は周りに溢れていて、気にしないと思っていても脳はしっかりと情報処理にリソースを割いているのです。

しかし対策は簡単です。例えば上記に挙げたような環境はどれも少しの工夫で改善することができます。

  • 不要なものは片付け、作業スペースを確保しましょう。
  • 静かな場所で作業するか、ノイズキャンセリングイヤホンを使いましょう。
  • 作業中はスマホを別の部屋に置くか、電源を切りましょう。

どれもそんなに大きな労力のかかることではありません。効果も最初は信じ難いかもしれませんが、一度試してみてください。

こういった小さなつみかさねを実行するだけで脳が処理しなければいけない情報量は大きく減り、集中することへの難易度が大きく下がります。

集中を妨げるものが何なのか意識してしっかり取り除き、集中しやすい環境を作り出しましょう!

集中する時間の予定を立てる

何事も先が見えているとそこまで頑張ってみよう!という気持ちが湧いてきますよね!

1日の中でこれだけの時間集中する!という時間を自分で設定してみてください!

個人的におすすめの方法を紹介しておきます。

仕事前・仕事中・仕事後3ブロックで集中する時間を決めて、最低でもそれだけの時間は絶対に集中するときめています。

最近は以下のような集中時間を定めています。

  • 仕事前:30分
  • 仕事中:計4時間
  • 仕事後:計2時間

仕事中や仕事後の集中時間の分け方は日や調子によって様々です。しかし合わせてこれだけの時間になるようにしっかりと集中する時間を決めています。

仕事中の集中時間、少なくない?!と思われるかもしれませんが、やってみてください。

けっっこうきついです!

勤務時間が8時間の方が多いと思いますが、半分でいいの?!と感じるかもしれません。しかし頑張ろうと意気込んでいる時ほど、集中できる時間は案外短いのです。

IT系労働者の約45%が、優先度の高いタスクに没頭し中断することなく集中できる「集中作業」の時間は4時間以下だと回答した。

集中して働けるのは「1日4時間以下」、生産性を上げる方法は? | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
https://forbesjapan.com/articles/detail/63996

もちろん他の時間もタスクをこなしたり雑務をこなすわけですが、仕事中しっかりと4時間集中すると結構な疲労感に襲われます。

慣れるまでは3時間でも疲労感に襲われると思います。そして自分がこれまでいかに集中できていなかったかを実感して少しダメージを受けるかもしれません。私がそうでした!

ただ、疲れた時はそれだけ頑張れたということ!と自分を認めてあげてください。

適度な休息や集中が不要な作業などを間に挟みながら自分のペースで集中の時間を確保するようにしてください。

仕事前の時間の使い方に関してはモーニングルーティン紹介記事で詳しく書いています。1日の生産性を上げたい方はぜひこちらの記事もご一読ください!

ここからは私が集中するのに特におすすめの厳選ツールを2つ紹介しておきます!

Teams:フォーカス時間

Teamsをコミュニケーションツールとして導入されている場合はTeamsにフォーカス時間を設定する昨日もあるのでぜひお試しください!

フォーカス時間を設定することによって、最小限の通知に抑え、集中力を上げたり、リフレッシュタイムを確保することができます。

フォーカス時間の予定を作って集中時間を作ろう(ブラウザ版 Outlook)  |  Livestyleクラウドサービス
https://live-style.jp/create-focus-time-by-scheduling-focus-time-browser-version-of-outlook

この機能で一時的にトースト通知をオフにすることができ、作業に集中することができます。

また、カレンダーを共有している場合は会議や連絡をずらしてもらえる可能性も上がります。実際に私は会議連絡や情報共有など相手のフォーカス時間外のところに組み込むようにしています。

さらにこの機能は連絡する側のストレスも減らすことができます!

応答不能な時間の共有という意味でもぜひ活用してみてください!

ドリテック:学習タイマー

スマホで時間管理をするとついつい手が伸びてしまいがちですよね。

そんな時におすすめなのがドリテックの学習タイマーです!

ドリテックのタイマーの良いところは以下の3つだと考えています。

  • 時間表示が見やすい
  • 細かいタイマーの設定ができる
  • 消音でカフェや職場でも気兼ねなく利用できる

特に消音であることが嬉しい人も多いのではないでしょうか?

時間を区切って集中しようとするとタイマーは必須です。しかし、音が鳴るタイマーだと、周りの人の集中を阻害しかねないですよね。

その点このタイマーはタイマーについているランプが光ることで時間が0になったことを教えてくれるため色々な場所で利用できます。以下に購入リンク作成しておきます。

良いタイマーをお探しの方はぜひ検討してみてください!

まとめ:時間管理は人生を豊かにする

この記事を読んでわかっていただけたかと思いますが、身の回りに無意識の時間泥棒はたくさん存在しています。

時間泥棒から時間を取り返すためには意思力と適切な行動が必要です。

大切なポイントは2つです!

  • 時間の無駄遣いを適切に把握すること
  • 無駄遣いを減らすために具体的な行動を起こすこと

時間管理ができるということは、単に効率を上げるだけではありません。意志力を磨き人生を豊かにするための第一歩となり得るのです。

時間の無駄遣いを減らし、本当に大切なことに時間を使うことで、充実した毎日を送ることができます。

あなたも、時間管理の達人を目指して、まずは現状把握から!行動に移してみましょう!

参考サイト:
「メールの通知」は真っ先にオフにする…圧倒的な集中力が手に入る「スマホ断ち」のためにやるべき設定 頭が悪くなる「スロットマシーン系アプリ」とは (2ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
https://president.jp/articles/-/78140?page=2
【031】集中力を左右する「見える情報」。片づいた部屋はなぜ、集中できるのか?
https://bijou-organize.com/contents_580.html
集中して働けるのは「1日4時間以下」、生産性を上げる方法は? | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
https://forbesjapan.com/articles/detail/63996
フォーカス時間の予定を作って集中時間を作ろう(ブラウザ版 Outlook)  |  Livestyleクラウドサービス
https://live-style.jp/create-focus-time-by-scheduling-focus-time-browser-version-of-outlook

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この記事を書いた人

5年間教員をした後、「子ども達を支えるためにはまず大人から!」と思い、学校で使えるシステムを作成するエンジニアになるべく奮闘中
【取得資格】
・小・中(理科)・高(理科) 第1種教員免許 ・司書教諭資格
・基本情報技術者 ・AWS クラウドプラクティショナー

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