【教師からの転職】教師だからこそ強みになったもの:その①

教員からの強みその1

この記事を覗いていただきありがとうございます!

教員をしていた時代によく
「先生は世間知らずだ」
「学校の中でしか生きていないから先生しかできない」

という言葉を耳にしました。

実際私も転生活動中は超超超不安でした!

しかし!一概にそう言い切ることも、自信をなくすことも不必要です。

実際に転職活動をする中で、教師だったからこそ語れる強は多いです。

そこで今回のテーマはこちら!

教師から転職するときに強みだとアピールできたこと

そもそもなんで転職したの?という転職までの経緯に興味がある方はこちらをどうぞ!

3つずつに分けて紹介します。まず第1弾を紹介していきます。

目次

学校の内外でチームを組む協調性

これは私が一番強みとしてあげていた項目です。

挙げ出したらキリがない人数と協力して子ども達を支えられる強調性

教員をしていれば一般的なイメージとして、周りの先生、生徒、保護者は必ず関わることになるかと思います。
しかしみなさんが働いている中で関わったことのある人数を思い出してください。

例えば以下のような方々が脳に浮かんできませんか?

  • 外部から講演会で来てくださる方
  • (外会場の場合)文化祭などでお世話になる会場の方
  • 部活動の外部顧問
  • 教育実習生

さっと思い浮かぶだけでも、様々な立場の方と交流を持って仕事をされてきたはずです。人数というよりも[立場]に着目した時に教員が関わる人の種類は圧倒的に多いと転職したいま感じています。

そして、関わるだけでなくありませんよね。相手に合わせて自分の立場をはっきりさせて役割を全うし、協力して社会全体で子ども達を支えていますよね?

色々な立場の人に合わせてコミュニケーションをとる姿は
まさにカメレオンの如し。

というのは言い過ぎかもしれませんが笑

様々な立場の人と協力をして子ども達のためにと日々奮闘している、その奮闘こそがいろんな人とチームを組む時の協調性を自分自身の中に育んでくれます。

時には怒られたことや、うまくいかなかった経験もあると思います。その経験からも学んだことが多いはずです。一般企業に行くと関わる人の立場の種類は圧倒的に減ります。自分がどう接すれば良いのかを考えやすくなります。

特に私はIT業界に転職しました。開発は必ずチームで行います。PCと向き合うことも圧倒的に多い業界ですが、会社に属する以上は一人でよりもチームで働くことになります。

先生同士のみならず保護者や地域の方とチームを組んで協調できたことをアピールできるとgood

出会いと別れで培われたコミュニケーション能力

続いて定番の強みとして考えられているのがこちら

非常に多くの人と関わるからこそ身につくコミュニケーション能力

協調性と似ているものがあるかもしれませんが、特に中・高で教員をしている方は、毎年授業を教えた生徒を数えてみてください。

1クラス40人で、5クラス担当しただけでも200人ですよね。選択授業などもあると考慮して計算すると毎年100人は超える人が大半だと思います。

毎年100人以上の人間とコミュニケーションをとりながら授業を作り上げて時には人生相談に乗って、時にはしっかりと叱って間違った方向に進まないように指導する。

これ、転職してから感じましたが、ほんとうに良い意味で異常です。実際に転職してからもいろいろな人と出会いましたが、いまだに合計しても100人には満たないです。

ここで1つ疑問が浮かびませんか?

コミュニケーション能力なんてありきたりな長所どんな業種でもうまくアピールできるんじゃないの?

もちろん、強み・長所の典型例として出てくるのがこのコミュニケーション能力だと思います。しかし、典型例だからこそ、周りと差をつけて突出できると強い。と思いませんか?

たくさん言葉を発するだけがコミュニケーションではないですよね。一人一人に合った言葉を考えてその子にとって何が最善なのかを考えて接することができる。相手の言うことを目線を変えながらしっかりと受け止めて返すことができる。

これが本当のコミュニケーションですよね。

相手のことを考えて何が最善なのか毎日毎日試行錯誤する。このコミュニケーション能力は、膨大な数の人と毎日接する経験の積み重ねがあるからこそ、説得力が増し強みとしてアピールすることができます

また、実際に同様に毎年何人と関わってどんな人とどうやって関わるのか、具体例とともに説明ができますよね?この具体例が、他の業種では語ることのできない独自性のある説得力を生み出してくれることになります

毎年何十人もの生徒と出会って向き合うことができるのは本当の意味でのコミュニケーション能力があるからです

一人一人と向き合うからこそ身に付く分析力

教員をしていたら、いろんなことを分析する機会がありませんでしたか?

  • この生徒は何が苦手なんだろう・・・
  • 次の入試のトレンドは何かな?
  • 共通テストに変わるから問題分析しないと
  • (部活動で)相手チームに勝つためにはどうしたらいい?

こんな例がたくさんありませんか?学校という環境では業績などの数字がなかなか出ない世界ですよね。だからこそ、自分で指標を作りだして日々改善に努める経験があると思います。

さらに、なかなか実感しづらいかもしれませんが、学校で満足度アンケートを取ったりいろんな場面でアンケートや感想を書いてもらい次に活かすという場面も多いです。

無意識に子ども達のためにいろんなことを分析している

もう少しこの[分析]というテーマで考えるとこんな経験ありませんか?

STEP
子ども達の成績が伸びない

頑張ってるのになぜか成績が上がっていかない

STEP
小テストで苦手分野を探ってみよう

ひとまず状況を知るために小テストをして正答率を見てみよう

STEP
成績を分析して苦手発見!

なるほど元素記号を暗記できていなかったからそれ以降もつまづいていたのか!この分野の復讐に時間をかけてみよう。

こういったことは普段何気なくやっているトライアンドエラーですよね。

この何気なく行なっている業務が分析という行為そのものです。

実際に自分の業務を振り返って考えてみるようにしてください。

成績処理もある種一つの分析行為です。こんなふうに何気なく当たり前にしていたこと、少し時間をかけて振り返ってみると大切な分析という行為です

そして毎日それを試行錯誤していることできちんとした経験が積み重ねられているはずです。

少しそれますが、こんなふうに何気なく行なっていた仕事が実はすごいことだった!と気付くことはとても重要です

転職活動を始めて自分の強みを考えている時は自分がしている業務をまず洗い出してみてください。

よっぽど何も考えないで仕事をしているという人を除けば、普段の業務の中で自然と分析の経験を積み重ねしている方が多いはずです。

また、こうして経験から振り返って説得力を持たせていると実際のPDCAのサイクルが見えてきます。この分析力をアピールするときにPDCAも絡めて実行力があることを加えてアピールできるとより強いアピール要素となります。

小テストの実施など分析力に加えたactionなどもあるとなお良い!

まとめ

第1弾紹介していきました。

まず今回は3つ強みとなったことを紹介しましたが、私が皆様にこの記事を書きながら伝えたいことはこちらです。

いろんな声もありますが教師をしてきた経験は無駄にはならないし社会人としての自分を成長させてくれてる。

冒頭にも書いたネガティブなイメージをや言葉を目にする機会も多いかもしれません。しかし、プライドを持って皆さんがしている業務はそんなにマイナスな簡単なものではありません。

誇りと自信を持てるようにしっかり振り返って強みとしてアピールしてください!

次回記事はこちら!

私も教師になった経験を後悔したことはないなぁ〜

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この記事を書いた人

5年間教員をした後、「子ども達を支えるためにはまず大人から!」と思い、学校で使えるシステムを作成するエンジニアになるべく奮闘中
【取得資格】
・小・中(理科)・高(理科) 第1種教員免許 ・司書教諭資格
・基本情報技術者 ・AWS クラウドプラクティショナー

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