【20代・30代向け】キャリアと人生が変わる社会人の勉強法:「学びたいこと」の見つけ方と、挫折しない習慣化のコツ

「何か勉強しなきゃと焦るけど、何をすればいいかわからない…」
「始めてみたものの、いまいちやる気が出ずに続かない…」

そう感じている方、動き出すなら今です。1秒でも早く動きましょう。

この記事はかつての私と同じように、学びたい気持ちはあるのに、一歩を踏み出せずにいる。そんな向上心ある20代・30代のビジネスパーソンに向けた記事です。

社会人の勉強は学生の頃と違い、自由度が高いぶん「何を学ぶか」で成果が大きく変わります。

この記事を読めば、あなたが本当に学びたいことを見つけるヒントが得られ無理なく学習を習慣化するための具体的な方法がわかります。

できれば全て見て欲しいですが!時間のない方は目次から好きな項目をピックアップして自分の生活に還元させてください!

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目次

学生の勉強とは違う!なぜ20代・30代の学びが重要なのか?

「人生100年時代」が到来し、テクノロジーは日進月歩で進化、働き方はかつてないほど多様化し、社会は凄まじいスピードで変化する。そんな時代を私たちは生きています。

このような変化の激しい社会で自らの価値を高め続けるには、学生時代の学びだけでは不十分であり、社会で求められる実践的な知識やスキルを新たに学び続ける必要があります。

特に20代・30代は、これからの長いキャリアの土台を築く極めて重要な時期です。にもかかわらず、この時期に体系的なビジネスの学習機会を得ている人は、決して多くないのが現状ではないでしょうか。

もちろん、学生時代に培った知識や思考力は、あらゆる学びの土台となる重要なものです。しかし、それらが実社会の複雑な課題解決に、常に直結するとは限りません。

目標設定と学習範囲の違い

学生時代の学習は、定期テストや受験といった明確な目標と限定された学習範囲があるのが特徴です。
一方、社会人の学習は、どこがゴールなのか不明確で目標設定が難しく、学習範囲も膨大すぎるため、何をどう学ぶべきか分からないという大きな違いがあります。
このため、社会人の学びは学生時代よりも難しく感じられがちです。

「頭の良さ」の概念の変化

学生時代の「頭の良さ」が個人戦での問題解決能力を指すのに対し、社会人においては「集団戦」での貢献が重視されます。
坪田先生は、どんなことも学びとして前向きに捉え改善できる人、他者と協働できる能力を持つ人を真に「頭が良い」と定義。究極的には「人を喜ばせること」がビジネスにおける「頭の良さ」であり、常に課題を見つけ補おうとする姿勢が地頭の良さに繋がると述べられています。
ビジネスは10年スパンの長距離走であるとも指摘されています。

学習のスタートラインとアプローチ

社会人の学習では、学生時代の学歴や成績は関係なく、誰もが新たなスタートラインに立っています。
学び始める際は、まず「基礎の基礎」から取り組むことが重要です。自分が「知っている」と思っていても100%理解しているわけではないため、そこから穴を埋めるべきです。
また、自分に合った学習方法を見つけるには、自分が一番得意な分野や、すでに少し知っている単元から始めると効果的です。人間は「知らないこと」よりも「少し知っていること」に好奇心を抱くため、それが学びを深める良いきっかけになります。

「本当に学びたいこと」を見つける3つのアプローチ

「何を勉強すればいいか」という問いに、唯一の正解はありません

大切なのは、興味や価値観に根ざした、心から「知りたい」「できるようになりたい」と思えるテーマを見つけることです。

学びたいことを見つけるための3つのアプローチを以下に紹介します。

学びたいことを見つける3つのアプローチ「好き・得意の掘り下げ」「悩み・課題の深掘り」「憧れ・理想の逆算」

「好き・得意」を掘り下げる

勉強をするのであればやはり強いのは自分が「好きなこと」「得意なこと」です。

このアプローチで学びたいことを探す場合、すでに自分の中にある程度知識を持っていることが多いです。

以下のような質問を自分に投げかけて学びたいことを探していきましょう!

  • 時間を忘れて没頭できることは何ですか?
  • 人から「すごいね」と褒められることは何ですか?
  • お金を払ってでも知りたい、学びたいと思うことは何ですか

    ヒント: 趣味や特技を、さらに専門的に学ぶ道を探してみましょう。(例:ゲームが好き → ゲームを「作る側」のプログラミングを学ぶ)

「悩み・課題」から考える

「ビジネス」に転用が効きそうな学びを得たいのであれば「悩んでいること」「課題だと思っていること」を分析してみましょう。

ビジネスの仕組みは簡単に言えば「誰かの悩みや課題を解決し、対価として報酬をもらうこと」です。

つまり、自分が「悩んでいること」を勉強して解消できるようになれば、それは誰かにとっても有益でビジネスになり得ます。

以下のような質問を利用して、自分が学習すべきことを見つけてみましょう!

  • 今の仕事で「もっとこうだったらいいのに」と感じることは何ですか?
  • 日常生活で不便に感じていること、解決したいことは何ですか?
  • 過去に挫折したことや、悔しい思いをしたことは何ですか

    ヒント: その悩みや課題を解決できるスキルを特定し、学習目標に設定します。(例:会議の資料作りが苦手 → プレゼン術やデザインを学ぶ)

「憧れ・理想」から逆算する

学習後に大きな幸せや達成感が得られるのは「憧れの自分になれた」「理想の自分になれた」という自分の変容を実感した時です。

この自己の変容のためにはまず、自分がどんな人に憧れていてどんな生活が理想なのかを考えましょう!

理想の自分になるために、以下のような質問を自分に投げかけて学ぶべきことを見つけましょう。

  • 「こんな人になりたい」と思えるロールモデルはいますか?
  • 5年後、10年後、どんな働き方やライフスタイルを送っていたいですか?
  • もし、どんな仕事にでもなれるとしたら、何を選びますか?

    ヒント: 理想の人物像やライフスタイルを実現するために必要なスキルを洗い出し、そこから逆算して学び始めます。(例:海外で働きたい → 英語と、現地で需要のあるITスキルを学ぶ)

【最重要】「時間がない」を卒業!無理なく勉強を習慣化する「5つのステップ」

「学びたいことは見つかった。でも、肝心の時間がない…」

これは大半の勉強できない大人が言う”言い訳”です。勉強を習慣にできている人は、決して特別な才能や時間があるわけではありません

勉強ができている人は「仕組み」「工夫」で、勉強を日常に溶け込ませているのです。

習慣化や仕組み・工夫については調べれば無限に手に入れられる現代です。ここでは、私が実際に試して効果があった、具体的なノウハウをお伝えします。

勉強を日常に溶け込ませる仕組みと工夫 「目的設定」「計画立案」「環境構築」「モチベーション維持」

【目的設定】「何のために学ぶのか?」を明確にする

具体策1:憧れの人や理想の働き方を書き出す

私の場合は憧れの人と理想の働き方でそれぞれ別軸の目標を見つけました。

憧れの人:初任者のときに指導教員として面倒を見てくれた先生。
<なぜ?>
若手からも学ぼうという意識があり、言葉だけでなくそれを行動で示してくれていた。とはいえ一方的に学ぶ姿勢のみでなくこちらからの質問や疑問にはすぐに・丁寧に答えてくれていた。
知識・行動のストック量を持ちながら謙虚で朗らかな人になりたい!

理想の働き方:フルタイムでも良いので週の半分以上はリモートで働く
<なぜ?>
通勤にかかる時間がどうしても無駄に感じてしまう。移動時間よりもやっぱり自分の用意した集中できる環境で学びを続けたいから。

【計画立案】スキマ時間を制する者が、勉強を制する

具体策2:朝一番に「やることリスト」を作る

私は毎朝、その日に行うタスク作業時間目安を書き出します。

ポイントは余裕を持った予定を立てることです!

作業が前倒しで終われば、残りは自由時間。これにより「次に何をしよう?」と迷う時間がなくなり、すぐに行動に移せます。

とある日のスケジュール帳の一部

黒字で予定

を書き、次に予定を立てるときの目安にしています!

具体策3:通勤・移動時間を「インプット時間」に変える

エンジニアに転職した直後、通勤に片道50分(電車45分)かかっていました。

この時間をどうにか活用できないかと考え、電車の中で試験対策アプリ電子書籍で『基本情報技術者試験』の勉強をしました。

結果、ほぼ通勤時間中の勉強のみ1ヶ月で合格することができました。

電車はあまり集中に適した環境ではないので最初はなかなか集中できませんでした。

しかし慣れると逆に「電車に乗ったらアプリを開く」という行動が習慣になり、それだけでかなり学習時間を確保できました。

勉強に取り組むための行動(トリガー)に、毎日必ず行う「電車に乗る」という行為をセットすることで自然と勉強する習慣が身につきました。

【環境構築】「勉強せざるを得ない状況」を意図的に作る

具体策4:勉強道具を「片付けない」

賛否両論あるかもしれませんが、私はあえてノートとペンを机に出しっぱなしにしています。

一度片付けると、次に取り出すのが億劫になるからです・・

勉強のたびにノートを出して、ペンを選んで、筆箱から出して・・・小さな行動ですがこの小さな行動がどうもやる気を阻害してくるのです。

そこで私は、「そこに座れば0秒で勉強を始められる環境」を作るためノートとペンを片付けないようにしました。

するとそもそも準備が減ったことに加えて、すでに環境が整っている「勉強すべき場所」が自分の視界に入ることで「勉強しないと!」という気持ちが自分の中に生じます。

この、怠惰に見える「片付けない」ことが学習継続を支えてくれました。

具体策5:「タイムロッキングコンテナ」を活用する

私は以前はついスマートフォンを触ってしまう重度のスマホ依存でした!!!その癖を断ち切るため、指定した時間まで開けられない箱「タイムロッキングコンテナ」を導入しました。

入れたら最後。設定した時間までスマホを物理的に触ることができなくなります。これが本当に効果大でした。驚くほど時間が生まれます。

いかに自分がスマホを触って無駄な時間を過ごしていたかを実感しました。

この無駄すぎるダラダラスマホ時間を封印することによって、多くの時間を有意義な学習に充てることができるようになりました。

【モチベーション維持】脳科学を味方につける

具体策6:「ポモドーロ・テクニック」で集中力をコントロールする

「25分集中+5分休憩」のサイクルは、人間の集中力が持続しやすいと言われています。

タイマーアプリなどで気軽に試せます。筆者がAndroidのためAndroid端末のアプリになりますがスマホでタイマー管理したい方におすすめのアプリを2つ紹介しておきます!

どちらもシンプルですが、シンプルだからこそ、余計な邪魔なく集中ができます。

学習の時間管理にぜひご活用ください!

具体策7:休憩時間は「徹底的に休む」

休憩中は強制的にでもしっかり脳を休ませることが重要です。この時に勉強の続きのことは考えません!
ただ、「ぼーっとする」のです。

スマホでSNSなどを見るのは御法度!

よっぽど意思の固い人でない限り人間はスマホを触り出すと、すんなりと学習に戻ることができません

おすすめは「10分間、静かに目を閉じる」こと。

視覚情報を遮断するだけで、驚くほど頭がスッキリします。徹底的に自分の脳を休ませてあげましょう!

【振り返り】小さな成功体験で、自信を育てる

具体策8:「できたこと」を認めて褒める

実は案外これが重要です。

勉強が終わった時に1分で良いので「今日できたこと」を振り返る時間を作ってください。

「今日は15分勉強できた」「単語を10個覚えた」「本を5ページ読めた」など、どんなに小さなことでも構いません。

頑張った自分を褒めてあげましょう。それを記録として何かに残しておいてください。

もし勉強を辞めたくなった時、心が折れそうになった時、その記録は必ず自分の気持ちを救ってくれます

そもそも学習が嫌いな人は多いはず。

嫌いな人も多い”学習という行為”を積み重ねた記録は、自己肯定感を着実に高めてくれます

後にこの記録が効率化の助けになったりもします。しかしまずは何よりも成功体験の積み重ね」のために、学習を記録するようにしましょう!

時間の使い方に関してはこちらの記事もぜひご一読ください!

【厳選】あなたの学びを加速させる、おすすめ書籍3選

最後に、私が実際に読んで、学習の習慣化に非常に役立った本を3冊、厳選してご紹介します。

『夢を叶えるゾウ』(水野敬也)

おすすめポイント:
ダメな会社員の元に現れたゾウの神様「ガネーシャ」が、成功のための課題を出す物語形式の自己啓発書。ユーモアあふれる会話を楽しみながら、行動のハードルを下げ、実践することの大切さを学べます。

こんな人におすすめ: 自己啓発書が苦手な人、楽しく学びたい人。


『複利で伸びる1つの習慣』(ジェームズ・クリアー)

おすすめポイント:
「1日1%の改善が、1年後には大きな力になる」という“複利効果”を軸に、習慣化の4つの法則を科学的に解説。「良い習慣をいかに簡単にし、悪い習慣をいかに難しくするか」という視点は、すぐに実践できるものばかりです。

こんな人におすすめ: 何から始めていいかわからない人、三日坊主で悩んでいる人。


『朝時間が自分に革命をおこす 人生を変えるモーニングメソッド』(ハル・エルロッド)

おすすめポイント:
人生を変える6つの習慣(瞑想、アファメーション、イメージング、運動、読書、日記)を朝の時間に行うことを提唱。具体的なルーティンの作り方がわかるので、朝の時間を有効活用したい人に最適です。

こんな人におすすめ: 朝型生活に切り替えたい人、生活全体をポジティブに変えたい人。


モーニングルーティンに関してはこちらの記事もご一読ください!

まとめ:学び続ける社会人になって未来への一歩を踏み出そう

社会人の勉強は、義務ではありません。

しかし、未来をあなたの手でより良くデザインしていくための、最も確実でパワフルな手段です。

この記事で紹介した方法を参考に、まずはあなたが「心から知りたい」と思えることを見つけるところから始めてみてください。

学んだ知識はいずれ絶対に自分を助けてくれます。

この記事を読んだ今日が、あなたの未来を変える第一歩となることを、心から願っています

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この記事を書いた人

5年間教員をした後、「子ども達を支えるためにはまず大人から!」と思い、学校で使えるシステムを作成するエンジニアになるべく奮闘中
【取得資格】
・小・中(理科)・高(理科) 第1種教員免許 ・司書教諭資格
・基本情報技術者 ・AWS クラウドプラクティショナー

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