進路指導で培った面接マインド。 転職は「自分を〇〇円で売る」ゲーム

面接マインドアイキャッチ

本記事を覗いてくださりありがとうございます!

こんにちは!元高校教師。
現在ITベンチャーで働くKiriです。

今回もテーマは転職・キャリアについて。


そして今回は
・自分が進路指導で行っていたこと
・転職活動で意識したこと
に重なる部分が多かったのでちょっぴり刺激的(?)にお話ができればと思います!

目次

就職対策で必ず言っていた言葉

「みなさんは自分にいくらまでなら払えますか?」

これ、ちょっとドキッとしませんか?(笑)

でもこれは会社員・・・というより雇う雇われるの関係性を作っていくという視点です。人を雇うということの重要な本質をついていると思っています。

もちろん人間性、相性、スキル、いろんな要素はありますが忘れてはいけないことはこちらです。

企業は私たちを採用することで、
大きなお金を払う

つまり自分を買ってもらうわけです。

人間なので買う買わないの言い方が不適切なのは承知の上ですが、それでも現実としてそういう一面があります。この事実はしっかり考えておくべきです。我々は大人ですからね・・!

今回は教師時代の経験も踏まえつつ、就職指導なども行った体験を活かして転職活動で大切だと感じた考え方を余すところなくお伝えします!

採用=企業があなたを買うということ

まず、目を背けてはいけない現実は採用=企業があなたにお金を払うということです。

正社員(正職員)、正社員(正職員)以外の平均給与についてみると、正社員(正職員)530万円(同1.3%増、70千円の増加)、正社員(正職員)以外202万円(同0.7%増、14千円の増加)となっている。

令和5年分 民間給与実態統計調査|国税庁
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2023.htm

令和4年分の国税庁のデータによると、正社員の平均年収は約530万円。要するにこれだけの価値が自分にあることを主張しないといけないわけです。

私を年間530万円で買ってください!

自信がありますか?

「私にそんな価値あるかな…」と思った人もいるかもしれません。でも、よく考えてみてください。
大事なポイントはこれです。

あなたが買い物をするとき
ほしいのはどんな商品ですか?

・生活に使えそうなもの
・自分役立ちそうなもの
・好奇心を満たしてくれるもの

自分に何かメリットがあるから購入しますよね?

企業は、面接でコミュニケーションを行う中であなたに「年収以上の価値がある!」と信じるから購入(=採用)するわけです。厳しい言い方をすれば、自信のない人や魅力がわからないものなんて滅多に購入しないのです。

自信があるように見せること

前職で生徒の進路指導をしてきました。面接練習やその後のフィードバックで痛感したのは、自信がないように見えればどれだけ能力があってもそれが伝わらないということ。

日本人の謙虚な姿勢は素晴らしいです!普段のコミュニケーションを気持ちよく行うためには必要な要素ですよね。

しかし!

面接においては「私なんて…」の思考で挑むとどんなに素晴らしい強みを持っていてもそれが伝わりません。十分に能力を判断してもらえないまま終わってしまいます。

自信のなさが見えるだけで、最悪の場合アピールのチャンスすら与えてもらえない

結果、自信溢れる他の候補者たちに埋もれてチャンスを逃してしまいます。

自信のなさが受け答えに出てしまったらあなたの魅力は1ミリも伝わりません。

採用試験=短時間のコミュニケーション
→企業はあなたの強みや価値に気づく前に他の自信満々な人に目を向けてしまう

人事担当者は毎日何十人、何百人の応募書類を見ています。「光るものがある」「他の人と違うぞ!」と感じてもらわなければいけないわけです。その中でその他大勢に埋もれてしまってはあなたの本当の価値は伝わりません

自信が持てるくらい準備すること

では、どうすれば自信を持って自分をアピールできるのでしょうか?

それは、

日常の業務を振り返り自分のアピールポイントを準備しておくこと

もっと言えば、ありきたりな言葉ではなく、自分の強みを具体的なエピソードと共にしっかりと言語化しておくことです。

特にこれは注意として頭に入れておいてほしい部分です。教員という仕事の特性上以下のような難しさがあると感じました。

売り上げ・ノルマなどの概念がなく数字的な指標を示すことが難しい

こういった一面があるため、PDCAをしてきた主張するための具体的なActionを用意しておくことは必須だと感じました。

さらに分析した上で、申し込む企業のことをしっかりリサーチしてください。そして、ここに貢献できます!を具体的にしっかり示してください。

例えば…

教師時代に培った生徒とのコミュニケーション能力は、御社の顧客との信頼関係構築に必ず活かすことができると確信しています。
生徒たちのモチベーションを引き出すために、それぞれの個性や性格・好きなものやことを把握し、意識した声かけや指導を行いました。結果的に自分のクラスでは〇〇という成果を上げました
この経験を活かして、御社の〇〇という事業においても相手に合わせたコミュニケーションをとることで御社に貢献したいと考えております。

生徒の成績向上という目標達成のために、データ分析に基づいた戦略立案を行いました。
具体的には、単元ごとに作成した小テストのデータを分析し、生徒それぞれが別の躓き、つまり課題を抱えていることを発見しました。そこで私は単元別ミニ学習プリントを教室に設置しました。そうすることで生徒自身が苦手な範囲を選んで学習できる時間を設けることができました。このような工夫をすることで平均点を〇〇点をあげることができました。
このような試行錯誤の経験を活かして、御社のデータドリブンな事業推進に貢献できると確信しています!

このように、具体的なエピソードを交えながら強みをアピールできるよう準備してください。

これは本当に個人的な感覚ですが、「この人ならしっかり数字も出せそうだな」と思わせることができる人は強いと思います!

そのためにも、自己分析を徹底的に行ってください。日々の業務をこなすことに必死になるかと思います。しかしあまりにもそれはあまりにも勿体無いしです。

日頃の業務をしっかり振り返り自分の強みを明確にしておきましょう。

強みを探しているうちにこれまでの積み重ねを実感して自信が湧いてくる


教員としての強みを最大限にアピールできるような自己PRを作成してください。

ここまで書きましたが、結局何を意識すれば・・?ということがいまだにわからない人もいるかもしれません。そういう人は以下の3点を意識して自分の仕事を振り返ってみてください。

  1. 具体的な体験や行動を示す
  2. 企業が求める人物像と自分の強みを合致させる
  3. 日々の指導を丁寧に振り返る

まとめ:自分の価値を準備をする

タイトルにも書きましたが・・

転職活動は自分の市場価値を理解し、企業に自分を売り込むゲーム

自信がない人は損をし、自信がある人はチャンスを掴みます。

自信のなさは文章にも現れます。エントリーシート・履歴書を書く段階から意識しておくべきです。

自信のなさが伝わってしまえば土俵にも上げてもらえないかもしれません。

まずは、自分の積み重ねてきた行動や強みを分析し言語化し自分に値段をつけてください

「私は〇〇円の価値がある!」
「え?私を買わないんですか?損しますよ?」

自分がそう思えるくらい自分に価値を感じて、それをアピールすることができれば転職活動の成功率はグッと上がるはずです!

日頃の忙しい業務をこなしながら転職活動することは決して楽ではないと思います。

私自身準備段階で何度も何度も何度も心が折れそうになりました!

そんな時は、この記事を思い出してもらえればと思います。

毎日毎日いろんなことに追われながら頑張っているみなさんは、本当にすごいんです!

自分の価値と能力に自信を持って、堂々と転職活動を進めてください。

具体的な強みとして何をあげればいいの??という方は以下記事も参考にしてもらえればと思います!

みなさんの転職活動がうまくいきますように!応援しています!

参考資料: 令和4年分民間給与実態統計調査|国税庁 https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2023.htm

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この記事を書いた人

5年間教員をした後、「子ども達を支えるためにはまず大人から!」と思い、学校で使えるシステムを作成するエンジニアになるべく奮闘中
【取得資格】
・小・中(理科)・高(理科) 第1種教員免許 ・司書教諭資格
・基本情報技術者 ・AWS クラウドプラクティショナー

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